【2020年】横浜港の国際力強化に向けたさまざまな取り組みをご紹介します!
オリンピックイヤーとなる2020年、横浜港では国際力の強化に向けたさまざまな取り組みが進められます。こちらの横浜市港湾局からの記者発表資料のとおり発表されています。
クルーズ客船の受入れ
2020年の横浜港への客船寄港回数は過去最多の約270回の予定となっています。横浜港を東アジアのクルーズ発着拠点として定着させることを目指しているようです。
2020年の横浜港へのクルーズ船の入港情報については『【横浜港】2020年のクルーズ船入港予定情報まとめ!初入港の客船も数多く寄港予定です!』で詳しくご紹介しています。
2020年度は、横浜ベイブリッジを通過できない超大型客船も前年度の約20回から大幅に増え約90回になるとのことです。これはダイヤモンド・プリンセスが2020年からは以前の大さん橋ではなく大黒ふ頭に着岸することになったことによる回数の増加が含まれているように思います。
『日本の港湾別クルーズ船寄港数ランキング2018!横浜港の順位は?』では日本国内の港湾の寄港回数ランキングをご紹介しています!
臨海部の活力と賑わいを演出
新たな施設のオープンや回遊性の向上など、横浜港周辺がますます便利で楽しくなるように整備が進められていきます。
歩行者デッキの新設
回遊性の向上のため、以下の2つのデッキが2020年夏までに新設されます。こちらの2019年9月の横浜市からの記者発表資料でも発表になっていました。
■みなとみらいデッキ
みなとみらい新港地区と中央地区を結ぶ。
橋長:約75メートル
幅員:6.8メートル(有効幅員6メートル)
■キング軸デッキ
横浜駅方面とパシフィコ横浜ノースをつなぐ。
橋長:約56メートル
幅員:15メートル(有効幅員8メートル)
山下ふ頭でのホテルシップ
東京オリンピック期間中には、巨大なクルーズ客船を港に停泊させてホテル代わりに利用する『ホテルシップ』が予定されています。
横浜港の山下ふ頭では大型のクルーズ船『サン・プリンセス』によるホテルシップが実施されます。オリンピックの全期間でのホテルシップの実施は横浜港だけです。
他に東京港でもホテルシップが実施されますが、東京港では『コスタベネチア』によるホテルシップが、オリンピックの全期間ではなく短期間(2020年7月24日〜29日)で実施されることになっています。
ホテルシップについては『東京オリンピック期間中に実施される『ホテルシップ』について(横浜港・東京港ほか)』で詳しくご紹介しています。
新たなバスベイサイドブルー
山下ふ頭に暫定整備する交通広場から、みなとみらい21地区、横浜駅を結ぶバス『ベイサイドブルー』が2020年6月から運行予定とのことです。
みなとみらい地区へのアクセスがさらに便利になる手段ができるのは大歓迎です!
物流機能強化
国内最大級のコンテナ・完成自動車拠点に向けてハード・ソフト両面の取組を進めていくとのことです。
物流に関してのふ頭の整備については専門的な知識がなく、正直よく分からないのですが、南本牧ふ頭、新本牧ふ頭、本牧ふ頭、大黒ふ頭でさまざまな整備が進められていくようです。
2020年3月には高速道路の横浜北西線が開通することにより、横浜港から東名高速までが直結し、物流機能がさらに効率化されます。
台風被害からの早期復旧と防災力の向上
2019年の台風15号、19号では、関東地方を中心に大きな被害がでました。
横浜港でも多くの港湾施設が損傷してしまっています。早期復旧に向けた取り組み、防災力の向上を進めていくようです。