【2020年】日本のクルーズ船寄港回数・クルーズ旅客数についてご紹介します

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国土交通省から、2020年の日本の港へのクルーズ船の寄港回数や、クルーズ旅客数、港湾別の寄港回数などの情報が発表になっています。
なお、2020年は新型コロナウイルス感染症の流行・拡大の影響を受け、前年から旅客数・寄港回数が大きく減少しています。

2019年、横浜港に完成した新港ふ頭客船ターミナル

2021年1月に発表になっている2020年速報値のデータをもとにご紹介します。ご紹介するデータは、こちらの国土交通省ホームページ(訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2020年速報値))に掲載されています。

日本の港湾別クルーズ船寄港数ランキング!横浜港の順位は?』では2018年の港湾別のクルーズ船寄港回数ランキングについて詳しくご紹介しています。

訪日クルーズ旅客数について

2020年、日本へクルーズ船で入国した外国人旅客数(訪日クルーズ旅客数)は、前年比94%減の12.6万人となっています。

2015年に100万人を超え、2017年には約250万人、その後も200万人以上の訪日クルーズ旅客数をキープしていましたが、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響によりクルーズ船の運航が休止されたことにより、見たこともないような大幅な減少となっています。

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クルーズ船の寄港回数

2020年のクルーズ船の寄港回数についても、前年比で88%減の353回(外国船社:66回、日本船社287回)と大幅な減少となっています。近年は外国船社のクルーズ船の方が日本船社のクルーズ船よりも寄港回数が多かった(2019年は外国船社:1,932回、日本船社:934回)のですが、2020年はこの比率も逆転しています。

なお、国土交通省から2020年9月に「クルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめ」が公表されています。関係業界団体が策定した感染拡大予防ガイドラインも発表になっており、国内クルーズについては クルーズ船の受入が少しずつ再開されたようです。
国際クルーズの客船については、日本船社・外国船社ともに運航休止状態が続いており、2020年3月以降の寄港は1船もないようです。

港湾別寄港回数ランキング

2020年の港湾別のクルーズ船寄港回数は以下のとおりです。

第1位:ベラビスタマリーナ 53回(前年は9位:100回)
第2位:横浜港 47回(前年は3位:188回)
第3位:神戸港 30回(前年は7位:131回)

なお、ベラビスタマリーナというのは、広島県の尾道市にある港で、瀬戸内海を巡るクルーズを行っている客船『ガンツウ』が利用している港です。前述のとおり国際クルーズが2020年3月以降は1回も寄港がない状況でしたので、国内クルーズの客船が利用するベラビスタマリーナが上位となったように思われます。

ガンツウは総トン数3,013トン、客室数が19と規模は小さめの客船ですが、全室がテラス付きのスイートルームという高級客船のようです。

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