【AI運行バス】みなとみらい・関内地区で乗りたいときに行きたい場所へ!『まちの回遊性向上プロジェクト』について
横浜で、AI運行バスという新たな公共交通サービスの実現に向けた準備が進められています。
『I・TOP横浜』の取り組みとして、横浜市では街の回遊性を向上させ、周辺施設への送客効果による経済の活性化、賑わいの創出に寄与することを目指しています。
I・TOP横浜は、業種や企業規模の枠組みを超えてIoTなど(IoT、ビッグデータ、AI(人工知能)、ロボットなど)を活用したビジネスを目指すプレーヤーの「連携」を実践する場です。
取組の一環として2018年度に『まちの回遊性向上プロジェクト』を立ち上げ、10月〜12月にAI運行バスの実証実験を実施しました。2019年についても引き続き、第2弾の実証実験が実施されることとなりました。こちらの横浜市からの記者発表などをもとに、AI運行バスについてご紹介します。
AI運行バスとは
こちらのAI運行バスの公式サイトの情報から概要をご紹介します。
簡単にまとめると、『AI運行バス』は、乗りたいときに、行きたい場所までダイレクトに運んでくれる乗合型の公共交通サービスです。具体的には、以下のような特徴があります。
- AIが導き出した最適ルートで移動
- 直径5km程度の運行区域内に多数の乗降ポイントを設定
- アプリで簡単に配車の手配が可能
- リアルタイムのAI処理で最適な車両を決定し配車
名称に『AI(人工知能)』が付いているため、なんとなく自動運転を連想してしまいましたが、自動運転ではなくドライバーが運転するようです。
実証実験(第2弾)について
2019年に実施されるAI運行バスの第2弾実証実験の運行日時や特徴は以下のとおりです。
運行日時について
- 運行日:2019年10月10日(木)〜20日(日)
- 運行時間:10:00〜21:00
特徴について
- タクシー車両に加えて、ニーズの高いルート(桜木町〜赤レンガ倉庫〜パシフィコ横浜)には、横浜市交通局が小型バスの運行により参画
- 車いすなどにも対応したユニバーサルデザイン車両の配車機能の追加
料金について
この実証実験については、なんと料金は無料です!
乗車方法について
スマートフォンのアプリなどを使って、簡単にAI運行バスを呼び出すことができます。観光施設やグルメスポット、イベント情報を検索し降車ポイントを指定できます。
その後、最寄りの乗車ポイント、乗車人数を指定して、乗車ポイントから乗車します。
AI運行バスの公式サイトの『使い方』に、より詳細な説明がありますのでご確認ください。
乗降ポイントについて
乗降ポイントは、運行エリアであるみなとみらい21地区、関内地区、元町中華街エリアに数多く設置されています。
こちらの公式サイト(AI運行バス乗降ポイント)にマップも掲載されていますが、乗降ポイントは30か所以上あり、この地区の主要な駅、施設、観光スポットなどを網羅しています。
まとめ
乗りたいときにいつでも乗れて、みなとみらい周辺を便利に移動できる『AI運行バス』についてご紹介しました。
このAI運行バスは、2018年に実証実験がされており、この時は3.4万人もの方が利用したようです。2019年も引き続き実証実験を実施するということで、今後も観光客の増加が見込まれる中、横浜市としても新たな交通サービスの実現に向けて積極的に動き出しているようですね。
同じく『I・TOP横浜』のプロジェクトとして『【自動運転の実現に向けて】日本初・大型バスによる営業運行での実証実験を実施!』でご紹介している自動運転の実現に向けたものもありますので、あわせてご確認ください!