【横浜市営地下鉄ブルーライン延伸】2030年の開業目標!ルートや新設駅等の情報まとめ!

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横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸(あざみ野〜新百合ヶ丘)計画について、横浜市と川崎市が相互に連携、協力し早期開業を目指すことを目的として2019年1月に覚書を交換、事業化されることが決定しました。

その後、2020年1月には延伸する部分のルートが正式発表されています。
ブルーラインは現在の終点であるあざみ野から新百合ケ丘駅まで延伸されることが正式決定されたことになります!

横浜市公式サイト『横浜市における鉄道計画』より引用

2030年の開業を目指して、各種手続きや用地取得、工事等を進めていく予定となっています。

事業化(ブルーライン延伸)の決定

横浜市営地下鉄ブルーライン(正式名称:横浜市高速鉄道3号線)の延伸について、2014年度より事業化に向けた調査が行われていました。

横浜市営地下鉄 現在(延伸前)の路線図

その結果、延伸区間の費用対効果、採算性が認められることから、2019年1月に事業化が決定、横浜市がこちらの記者発表資料のとおり発表しています。

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ブルーライン延伸事業の概要

事業の主な概要は以下のとおりとなっています。横浜市公式サイトのこちらのページ(3号線延伸の概要)にも掲載されています。
気になる開業予定は、2030年が目標とされています。

  • 整備区間:あざみ野(横浜市青葉区)〜新百合ヶ丘(川崎市麻生区)
  • 整備延長:約6.5キロメートル
  • 概算事業費:約1,720億円
  • ルート・駅位置:新駅4駅(既設のあざみ野駅を除く)
  • 開業時期:2030年(令和12年)開業目標

延伸により期待される効果

ブルーラインの延伸によって、期待される効果について簡単にご紹介します。こちらの横浜市からの記者発表資料(横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」 概略ルート・駅位置が決定しました! )にも掲載されています。

◾︎広域的な鉄道ネットワークの形成
横浜・新横浜新都心から、港北ニュータウン、新百合ヶ丘・多摩ニュータウンなど、横浜と川崎市北部、多摩地域を結ぶ新たな移動手段が完成します。また、災害時には代替経路手段にもなります。

◾︎新幹線へのアクセス機能強化
新百合ヶ丘方面の幅広い範囲から、東海道新幹線が停車する新横浜駅へのアクセス機能が向上します。新百合ヶ丘駅は、利用者が多い小田急線も通っており、この恩恵を得られる人は多いものと思われます。

◾︎移動時間の短縮
新百合ヶ丘〜あざみ野:約30分→約10分(20分程度短縮)
新百合ヶ丘〜新横浜:約35分→約27分(8分程度短縮)

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ルート・駅間隔について

あざみ野〜新百合ヶ丘間に新設される3箇所の駅の位置について、大きく注目されるポイントかと思います。
なお、駅間隔については、既存の横浜市営地下鉄の駅間隔と同様にするとして、あざみ野〜新百合ヶ丘間に3駅設置する方針となったようです。

ルートについてですが、横浜市側のルートについてはほぼ確定しているようで、

  • 嶮山付近
  • すすき野付近(横浜市と川崎市の市境付近)

に新駅が設置される予定となっています。

残りの1駅が設置される川崎市内のルートは以下のとおり3案が設定されています。この3案はいずれも費用対効果や採算性が認められており、3案とも実現可能なルートとなっているようです。
⇒2020年1月に、以下で記載しているとおり『東側ルート』に正式に決定しています。

◾︎西側ルート
 白山付近を通過

◾︎中央ルート
 王禅寺公園付近を通過

◾︎東側ルート
 ヨネッティー王禅寺付近を通過

東側ルートが有力!

2019年1月の記者発表時の資料からも記載がありますが、ルートについては東側ルートが有力案となっているようです。

2019年12月に川崎市はルートについて、基本的な考え方として『東側ルートを有力候補』とする旨発表しています。

説明会や意見募集などを通じて、中央ルートや西側ルートを希望する意見もあったものの、精査したところ、東側ルートが、より整備効果が高いことを改めて確認したとのことです。

下でご紹介する説明会時の補足資料を読むと、3ルートとも多くの人が利用できる環境が整っているという点では同じ評価ですが、

◾︎東側ルートは既存のバス路線の本数が多く、既存バス路線と多方面で接続している
◾︎利便性が高く広域拠点である新百合ヶ丘駅、百合ヶ丘駅から一定程度距離が離れている

という点が理由で東側ルートが有力ルートという結論になったようです。

ルートが正式に決定(2020年1月)

横浜市と川崎市は2020年1月21日の記者発表資料(横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸「あざみ野~新百合ヶ丘」 概略ルート・駅位置が決定しました! )のとおりルートを東側ルートとすることを正式に発表しました。

まとめ

ブルーラインの延伸計画についてご紹介しました。2030年の完成目標ということで、事業化決定から開業までは10年以上先の話ですが、開通すると特に近隣にお住いの方にとっては生活スタイルが大きく変わるほどのインパクトがあるかと思います。
開業を楽しみにしながら、今後の情報に注目したいと思います。

なお、ブルーライン延伸以外にも横浜市には中長期的な鉄道計画があり、『【横浜市】今後の鉄道計画(横浜環状鉄道など)についての情報をまとめました』でご紹介しています。

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