【GIGAスクール構想】1人1台端末の整備!構想の概要と具体的なスケジュールについて

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これから先におとずれるSociety5.0時代に向けて、社会のあらゆる場所でICT(情報通信技術)の活用が日常となることが想定されており、「GIGAスクール構想」という構想が進められています。教育の現場においても、新しい時代に即した教育・政策の推進等が求められています。

家電量販店のPCコーナーにもGIGAスクール構想の案内が出ていました

GIGAスクール構想について、概要をご紹介します。なお、文部科学省ホームページに、より詳細な資料が掲載されています。横浜市における具体的なプランについてもあわせてご紹介します。
※GIGA=Global and Innovation Gateway for All の略

GIGAスクール構想について

2019年12月に、文部科学大臣を本部長とする「GIGAスクール実現推進本部」が設置されています。文部科学省ホームページのこちらのページ(GIGAスクール構想の実現)に具体的な概要が示されています。

教育においてICTを基盤とした先端技術の活用が求められる一方で、現在の学校のICT環境の整備は遅れており、自治体間の格差も大きいという現状があります。そのため、令和時代のスタンダードな学校像として全国一律のICT環境の整備が急務となっています。

学校における高速大容量のネットワーク環境整備を推進を進めるとともに、児童生徒全員(国公私立の小・中・特支等)に対して、それぞれ端末(パソコン・タブレット等)を整備するという方針となっており、十分に活用できる環境の実現を目指すこととしています。

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横浜市におけるGIGAスクール構想

横浜市における具体的なプランについて、横浜市公式サイトのこちらのページ(「横浜市におけるGIGAスクール構想」について)で公表されています。

2020年6月に方向性が示され、その後2020年9月に正式に『横浜市におけるGIGAスクール構想』として発表されています。
公表された『横浜市における GIGA スクール構想【概要版】 』をみると、趣旨等については国の方針と同様かと思いますが、横浜市での具体的な進め方・スケジュール等が掲載されています。

端末(パソコン・タブレット等)の整備のスケジュール、端末の種類等は以下のとおりとなっています。
今後のオンラインを活用した取り組みについても、「WEB 会議システム(Zoom)」と「学校 YouTube チャンネル」の試行、活用とあり、一昔前とはだいぶ学校教育も変わっていっている印象を受けます。

端末の整備について

2020年度(令和2年度)中に、市立の小学校、中学校に在籍する児童生徒、および教職員に「1人1台」の端末(パソコン・タブレット等)の整備を進めることとなっています。
なお、高等学校については、個人所有の端末を持ち込むことを前提とし、端末を持っていない生徒については教室での貸し出しを検討するとのことです。

また、端末の整備とあわせて、2020年度中に校内LANの整備を進め、教育用ネットワークの高速化が予定されているようです。

端末の種類(iPad、Chrome、Window)

国が指定している3つの PC、タブレット(Windows端末、Chrome端末、iPad端末)について、以下のとおり学校種ごとに決定されたとのことです。選定理由等も公表資料に詳しく記載されています。

  • 小学校:iPad端末
  • 中学校:Chrome端末
  • 高等学校:Chrome端末
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