【横浜市へのふるさと納税】寄付金の粋な使い道・返礼品について!

スポンサーリンク

2019年4月現在の横浜市へのふるさと納税の制度や返礼品、直近の寄付実績等についてご紹介します。人口約370万人と全国の中で屈指の規模を誇る自治体である横浜市でも『横浜サポーターズ寄付金』と銘打って、横浜を応援したいという気持ちを募っています。

2020年の情報については、『【横浜市へのふるさと納税2020】返礼品と寄付金の使い道をご紹介します!』でご紹介しています。

横浜市へのふるさと納税のパンフレット

横浜市のふるさと納税制度・寄付金の使い道について

横浜市のふるさと納税『横浜サポーターズ寄付金』では22の事業・目的から『寄付メニュー(活用先)』を選択することができますこちらの横浜市のサイトで詳細を確認できます。

そして、もらえる返礼品も選択する『寄付メニュー』によって異なります。ふるさと納税の寄付時に寄付金の使い道を指定できる自治体は多いですが、お肉やお酒といったように返礼品自体が目的のふるさと納税の場合、使い道を真剣に考えずに選ぶ人も多いのではないでしょうか。

その点、この横浜市の制度のように返礼品自体が寄付する対象の事業に関連したものだと、寄付先の事業についても真剣に考えるきっかけになって良いことかと思います。

選択できる寄付メニュー(活用先)は以下の22種類です。

  • 1.男女共同参画を応援したい!
  • 2.子どもの貧困対策に協力したい!
  • 3.高齢者福祉・障害者福祉の向上に協力したい!
  • 4.地域医療・災害医療の充実に協力したい!
  • 5.動物園の充実に協力したい!
  • 6.お気に入りの場所にハマサポベンチを設置したい!
  • 7.横浜港を応援したい!
  • 8.横浜消防を応援したい!
  • 9.あの学校を応援したい!
  • 10.国際社会を舞台に活躍を目指す若者を応援したい!
  • 11.市民活動を応援したい!
  • 12.美術品の収集に協力したい!
  • 13.社会福祉の向上に協力したい!
  • 14.小規模樹林地の保全に協力したい!
  • 15.環境保全のための活動に協力したい!
  • 16.歴史的建造物を守りたい!生かしたい!
  • 17.道志水源林の保全に協力したい!
  • 18.学校施設の警備に協力したい!
  • 19.横浜市を応援したい!(使途の指定なし)
  • 20.図書館を応援したい!
  • 21.スポーツの振興を応援したい!
  • 22.温暖化対策の推進を応援したい!

この中から個人的に興味のある・気になる使い道を4点ピックアップしてご紹介します。

6.お気に入りの場所にハマサポベンチを設置したい!

15万円または20万円の寄付で、メッセージを書いたプレート付きのベンチを『健康みちづくり』で整備するルート上のお気に入りの場所に設置してもらえます!

パンフレットをみるとかなり立派なベンチに見えます!記念プレートに好きなメッセージも書いて残せるようです。横浜の道に自分の名が刻まれたベンチを設置できるのは、粋な使い道で大きな魅力があると感じました!
寄付金はかなり高額ですが、検討の価値はあるのではないでしょうか。

7.横浜港を応援したい!

横浜といえば『港』のイメージが強いですよね。こちらに寄付すると、横浜港の市民利用施設の保全や、みなとに更なる賑わいと活力を創出、人々が集う憩いの港にしていくために活用されるそうです。

当サイトでも

など横浜港のクルーズに関する情報をお届けしています!

各メニューの紹介ページの下の方に、寄付メニューによっては寄付者の氏名(企業名)が列挙されているものがあります。この『横浜港を応援したい!』では企業からの寄付が多いのが目立ちます。

9.あの学校を応援したい!

横浜市の人口は非常に多く、横浜市立学校では約27万人の子どもたちが学んでいるそうです。こちらに寄付すると、希望の学校の物品等購入に活用されるそうです。寄付する際は、具体的に寄付先の学校を指定することになります。

応援する学校を具体的に指定できるのは珍しいのではないでしょうか。身近なお子さんが通っている学校や知り合いが勤めている学校などを指定すれば、実際にその人たちが使うものとして形に残りますし、感謝されると寄付する側としてもうれしいですね。

こちらの紹介ページの下の方には実際に寄付をした方々のお名前や、具体的な使途が紹介されています!

8.横浜消防を応援したい!

横浜消防と言えば、最近は毎年1月に横浜赤レンガ倉庫で開催されている『横浜消防出初式』が大人気です。80,000人超が来場する市内最大級の市民参加型イベントと紹介されていますね。

こちらに寄付すると消防隊や救急隊の車両や資機材の整備などに使われるそうです。
横浜消防出初式については『横浜消防出初式2019in横浜赤レンガ倉庫』の記事でご紹介しています。

スポンサーリンク

横浜市の返礼品について

横浜市にふるさと納税した場合の返礼品についてご紹介します。ラインナップを見ると、決して加熱している返礼品競争のようなものに参加する方針ではなさそうですが、横浜にちなんだ返礼品がいくつか用意されています。

全寄付メニュー共通の返礼品『みなとぶらりチケットワイド』

まず、どの寄付メニューでも1万円以上の寄付で、『みなとぶらりチケットワイド(550円相当)』が2枚もらえます!このチケットは横浜ベイエリアの市営バス、市営地下鉄の一日乗車券で市営地下鉄の新横浜駅も利用できるものです。
横浜市営バス・地下鉄がお得に利用できる一日乗車券についてまとめました』の記事でもご紹介していますが、人気の横浜ベイエリアの観光に重宝します。

よこはま動物園・金沢動物園共通年間パスポート

『5.動物園の充実に協力したい!』へ11,000円以上の寄付で、オリジナルデザインの年間パスポート(2,000円相当)が1枚もらえます。入園できる動物園はよこはま動物園ズーラシアと金沢動物園です。
動物園が大好きな方にはオススメです!

返礼品をもらえる基準の寄付金が11,000円とやや中途半端なのは、2019年4月に総務省が出した方針(返礼品の返礼割合を3割以下とすること)を意識したものと思われます。10,000円の設定だと、返礼品の総額(みなとぶらりチケットワイド2枚と年間パスポート1枚で合計3,100円相当)が3割を超えてしまいますね。

横浜みなと博物館招待券

『7.横浜港を応援したい!』へ10,000円以上の寄付で、横浜みなと博物館の招待券が2枚もらえます。横浜港をテーマにした博物館で、横浜港に関する様々な展示があります。

横浜美術館展覧会引換券

『12.美術品の収集に協力したい!』へ10,000円以上の寄付で、横浜美術館の好きな展覧会を見ることができる横浜美術館展覧会引換券がもらえます。もらえる枚数は、こちらに載っているとおり寄付金額により異なります。

横浜市への寄付実績(2018年度)について

2018年度の横浜市へのふるさと納税の寄付金額の実績(寄付メニュー別)が、横浜市公式サイト内に掲載されていました。

合計は、2億3,854万円(1,442件)です。

全国で人気の自治体では年間数十億円の寄付金を集めているところも多いようです。それらの自治体と比較するとこの金額はかなり少ないと言えるかと思います。横浜市の知名度はかなり高いはずですが、それに反してふるさと納税の寄付金の実績は少ないのが現状です。

寄付メニュー別にみてみると、上位3メニューは、

  • 横浜消防を応援:5,485万円
  • 社会福祉の向上:5,398万円
  • ⾼齢者福祉・障害者福祉の向上:3,267万円

です。

スポンサーリンク

横浜市民でも横浜市にふるさと納税できるのか?

自治体によっては、自分が住んでいる自治体にふるさと納税の寄付をしても返礼品がもらえないケースがあるようです。こちらの横浜市のサイトのよくあるご質問『横浜市民でも横浜市にふるさと納税できる?』に回答が記載してあります。

これを読むと横浜市民でも横浜市にふるさと納税は可能とのことです。ただし、残念ながら2019年6月1日からは横浜市民からの寄付については、返礼品等を送付しない運用に変わったようです。(それ以前は横浜市民でも返礼品がもらえていたようです)

まとめ・横浜市の方針

ここ数年『ふるさと納税制度』は知名度を上げ、年々利用者も増えてきているようです。
ふるさと納税は自治体によっては魅力的な返礼品が数多くありますので、活用している人も多いのではないでしょうか。

最近は返礼品競争が過熱しており、『お気に入りの自治体を応援するといったふるさと納税の本来の趣旨』から逸脱しているということで議論を呼んでいます。上で少し触れたとおり2019年4月には総務省が

  • 返礼品の返礼割合を3割以下とすること
  • 返礼品を地場産品とすること

という方針を出しています。

横浜市のふるさと納税に対してのスタンスについて、こちらに林文子市長の記者会見(2018年7月31日)の内容が載っていました。
『3 その他』のところで、ふるさと納税制度による税金の減収についての質問に市長が答えています。

横浜市の減収分は非常に大きくなってはいますが、『返礼品をあえて大きな額にすることは全く考えていません』とあります。あくまで制度本来の趣旨に沿って、寄付金を募っていくスタンスのようです。

今回、横浜市のふるさと納税制度をご紹介しましたが、正直なところ返礼品については、人気の自治体のお肉やお酒、フルーツ、お米などの方が魅力的に感じるかもしれません。

横浜が大好きなみなさまについては、ふるさと納税の本来の趣旨に沿って横浜を応援する気持ちで、横浜市へのふるさと納税を検討してみてはいかがでしょうか?

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。