【横浜市・川崎市】タクシー初乗り料金が500円に!運賃改定(値上げ)について!

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2020年2月から、神奈川県内の京浜地区(横浜市、川崎市など)、鎌倉地区、相模地区のタクシー初乗り料金が、従来の740円から500円に改定されました。

こちらの国土交通省関東運輸局からのプレスリリース(初乗り距離短縮を伴う運賃改定について)に新運賃の詳しい概要が掲載されていますのでご紹介します。

横浜駅西口のタクシー乗り場

なお、東京都多摩地区や千葉県、埼玉県の一部でも同様の改定が実施されています。

初乗り運賃の値下げについて

改定前後の初乗り料金は以下のとおりです。

  • 改定前:740円(2kmまで)
  • 改定後:500円(1.2kmまで)

初乗り料金は引き下げられますが、それに連動して初乗り料金が適用される距離も2kmから1.2kmに短くなります

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加算運賃は値上げ!

初乗り料金の改定と同時に、加算運賃も改定されます。加算運賃は、初乗り距離を超えたときに距離に応じて加算される運賃のことです。

改定前後の加算運賃は以下のとおりです。京浜地区(横浜市、川崎市など)と鎌倉地区、相模地区で少し異なります。

◼️京浜地区

  • 改定前:90円(288mあたり)
  • 改定後:100円(264mあたり)

◼️鎌倉地区、相模地区

  • 改定前:90円(288mあたり)
  • 改定後:100円(272mあたり)

改定により、加算される料金も10円引き上げられ、さらに基準となる距離も短くなりました。
実際に利用してみると金額の加算されるペースがだいぶ上がったように感じられます。

初乗り料金が500円で、その後の加算も100円単位になりましたので、100円未満の端数が出なくなり、現金での支払いの手間は少し楽になりました。

トータルの料金は値上げ!

今回の料金改定について、上記の改定前後の料金を見比べても分かるとおり、2km未満のような短距離の乗車の場合は改定前よりも安くなることがあるかと思いますが、それ以上の距離を利用する場合は値上げとなります。

上でご紹介した国土交通省関東運輸局の資料によると、運賃改定率(値上げ率)は約9%(京浜地区:8.88%、相模・鎌倉地区:8.69%)となっています。

運賃の値上げについて『タクシー運転者の労働条件の改善を図るため』とのことで昨今のドライバー不足が背景にあるようです。

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神奈川県タクシー協会の特設サイト

今回のタクシー運賃改定に関して、こちらの神奈川県タクシー協会の特設サイトが開設されています。

このサイトでは大々的に値上げしたといった表現は使われておらず、初乗り500円という点が強調されています。

初乗りの距離を短くしたことにより、タクシーを短距離でも利用しやすくなった点をアピールしているようです。たしかに初乗りだとワンコインの500円で乗車できる点は大きな利点かと思います。

まとめ

2020年2月から、神奈川県内の大部分の地域でタクシー料金が改定されました。実質的には値上げですが、初乗り料金については500円引き下げられました。

東京都内では一足先に2017年1月に初乗り料金が引き下げられ、410円になっています。都内ほどの低価格ではないですがこの水準に近づいたことになりますね。

利用客の多いターミナル駅のタクシー乗り場について横浜駅、新横浜駅、桜木町駅の情報を以下のとおりご紹介しています。

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